石井啓一郎 Ishii, Keiichiro

1949年山口県防府市生まれ。東京芸術大学付属高校を経て、同大学を最優秀の成績で卒業。西ドイツ給費留学生としてミュンヘン音楽大学に留学、K.シュティーラー教授に学ぶ。巨匠ミルシュタインにチューリヒのマイスタークラスにてレッスンを受ける。ミュンヘンを中心に演奏活動し、バイエルン放送にも出演する。1973年に日本フィルハーモニー交響楽団に入団。アシスタントコンサートマスター、首席ヴァイオリン奏者を歴任、楽団の中心的なヴァイオリニストとして活動するかたわらソロコンサートも全国50余りの都市に及ぶ。春には山口県岩国市、秋には同宇部市にてミュージックキャンプを開催。幅広い年齢層の参加者と一体になった音楽伝導活動は多方面から注目を集めている。2002年外山雄三の「ピアノとヴァイオリンのための七つの山口民謡」を初めとして、A.ハルトマン「ヴァイオリン協奏曲」外山雄三「独奏ヴァイオリンとオーケストラのための悲歌」外山雄三「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番」など初演も多い。中務友次郎、石井洋之助、兎束龍夫、海野義雄各氏に師事。現在、シンフォニア岩国運営委員、公益財団日本フィルハーモニー交響楽団理事。岩国市在住。